こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。
最近、どんな高級知育玩具よりも優れているものがあることを学びました。
しかもタダ!
それは、「日常生活」です
ん?なんのこっちゃ?
「手は脳」と言われるように、手を使った活動は脳育に直結しますが、
料理、掃除、洗濯、食器洗い...
なんとどれを取っても、集中して手先を使う事だらけなのです
とかく子どもの生活を大人のそれと切り離しがちですが、
もっと同じ日常生活・同じ社会に参加させるといいと思うのです。(もちろん早寝などの考慮事項はありますが)
家事は正直めんどうなものと思ってしまいますし、
お手伝いばかりやらせるのはどうなの?と思いそうなものですが、
それは完全に大人の思い込みかもしれません
子どもには大人みたいに生活とあそびのハッキリした境界線はなく、
どれも新鮮な活動の数々なのです。
その証拠に、おもちゃ屋さんへ行くと、おままごとのお料理グッズを始め、掃除機、洗濯機、流し台などなど、なんと豊富なラインナップ!そして子どもは嬉しそうにママの真似ごと。
それならいっそ本物をするのが一番ではないかと
その方がおもちゃよりもやった後の意味があり、本人も誰かの役に立つ喜びを感じられます。
そして手先もしっかり使えるのだから、一石二鳥!
乳幼児期は獲得期。何でもすぐに吸収します。だからその時期が家事男子や家事女子を育てるチャンスかも⁉
もちろん気分が乗らない時は無理に誘うことはしませんが。
夜ごはんのカレー。我が家では子どもが自分でつぎます。
2歳息子、お鍋周りをドロドロにしてくれます。
そして見事なわんぱく盛り。こんなに食べられるのかと思いますが、「ジブンデ」が嬉しい息子に余計な手出しは無用
洗濯物干しは4歳娘に全部お任せ。手伝うと最近怒られます。
これまたとてもスローリー。でも親より丁寧。(時間の余裕は必要)
今度休日に一家でお掃除dayを作ろうと計画中。
みんなで雑巾掛け走りをしたり窓拭きをしたり、結構楽しそうだなぁと想像しています。
あとはメニュー決めや買い物計画から始めるお料理dayとかも
初めは時間もかかり難しいことも多いですが、経験していくうちにすぐに学んでいきます。
この時必要なのは、先回って手出し口出ししない事。
そしてなるべく手も添えない。子どもが自分の力加減で経験できるようにします。
その代わり、やり方は何度でも繰り返し、ゆっくり見せていくといいと言われます
もう1つ注意すべきは、ダメ完璧主義!(自戒...)
ちょっと気になるものがあるならば、子どもの見てないところでそっと直しましょう。
子どもが助けを求めるまでは見守る。
そうすれば、必ず子どもが自分自身で習得していくのです。
それから最後に、できた時、過度に褒める必要もないと思っています。
ここも大人の思い込みかなぁと
子どもにとってはただ興味のわいた活動をしただけなのです。もしかすると「お手伝い」という概念もなくていいのかもしれません
ですが感謝されるのは誰だって嬉しいので、大げさでなく素直に感謝の意を伝えています。
「できたね」
「ありがとう、おかげでママはお片付けがはかどったよ」
あ、本当にママも大助かりなので、一石三鳥ですね
お読みいただきありがとうございました!
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