こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。
先日、こんな記事に出会いました。
高学歴親が間違う「先回り子育て」の落とし穴~脳を育てるには守られるべき段階がある
成田 奈緒子 著
高学歴かどうかに関わらず、説得力のある記事だと思いました
そこに書かれていることは大まかに、
- ・子育て=脳育て
- ・脳育てには守られるべき順序がある
- ということ。
「育脳」「脳育」という言葉が流行っているのも納得です。
ただ、見落としてしまいがちなのはその順序のようです。
- 小児科医である著者によると、脳の発達は3段階に分けられるとのこと。
- 「からだの脳」寝る、起きる、食べる、からだをうまく動かす等
- 「おりこうさんの脳」言語や微細運動、勉強、スポーツ等
- 「こころの脳」人間的な論理的思考
この3つの段階を経て育つのが健全な脳の発達。
しかし「育脳」ブームだからこそ問題となってきているのは、「からだの脳」を重視せずに「おりこうさんの脳」と「こころの脳」の機能を求めてしまうことのようです。
それが子育てのつまずきにつながりやすく、
たとえば幼少期は親の言うことをよく聞き優秀だった子どもが、小学校高学年以降に、心の問題を引き起こすリスクが高まるとのことでした。
「からだの脳」という土台が貧弱だと、その後いくら「おりこうさんの脳」や「こころの脳」を積んでも、バランスを崩し倒れてしまいやすいということです。
私自身日々意識することは、
・早寝早起き
・引き算の食事(いくら手抜きでも、栄養バランスはゆるく考える。素材にはこだわる。余計なものは極力入れない。)
・できるだけ歩く時間を取り入れる。
くらいです。
つい良かれと習い事やスポーツを詰め込んでしまいそうですし、
子どもがやりたがることはやらせたいですし、
能力を伸ばすことに注力したいという気持ちもあります。
ただ、バランスを欠いた脳にならないようにだけは気をつけたいと改めて思えました。
幼少期は「からだの脳」への意識を大きく持ち、少しずつ「おりこうさんの脳」も育む、くらいの気持ちでいこうと思います。
お読みいただきありがとうございました!
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