こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。
我が家の4歳男子、「ちゃんと話聞いてる!?」と感じることがしょっちゅうあります。
「歯磨きするよ~」「お風呂入ろう~」
そのような言葉は、基本右から左。
一方で、「おやつ食べよう~」への反応の、まぁ速いこと
(なんだよ、聞こえてんのかい! と突っ込みたくなります)
息子の返事なし行動なしの姿に、つい語尾を荒らげてしまうことも
かと思えば、こちらが諦めた頃にしれっと行動に移す姿もあります。
「おやつ」の言葉に飛びつくならば、機能的に聞くことはできている。
なので、ここでいう「聞く力」とは、
「どちらかというと乗り気でないこと」を聞く
➡咀嚼する
➡理解する/行動に移す
この一連の力と考えています
これが小学校の授業に参加する意欲となり、ひいては発信力や社会性、地頭のよさなどにも影響すると言われます。
そのような大切な「聞く力」。
長い目で見て、ムリに言い聞かせるのでなく、その土台をしっかり育むことを考えたいです。
1.聞く体制の時に話す
何かに夢中だったり、ボーっとしたりしている時は、聞く耳持たず。
その時にあれこれ言うと、逆に集中を阻みかねません。
なので一息つく瞬間を見計らって話す配慮をしたいです。
また一方で、子どもが「ねぇねぇ」と話しかけてきた時はチャンス!
話したい=会話の体制になっている=聞く耳ができている
という状態と考えられます。
その際はできるだけこちらも作業の手を止め、目を見て会話を膨らませ、その中で聞く力を育みたいところです。
2.遮らず聞き切る
話を聞いていてまどろっこしくなると、つい途中で口を挟みたくなります。
ですがぜひ、子どもが言い切ってから返答したいところです。
そしてそれが大人の思いと違っても、「いや、でも~」の否定でなく、まずは「なるほど」「そうか」と肯定的に受け止めるところからスタートしたいです。
「話をしっかり聞いてもらった」という経験は、「人の話をしっかり聞こう」という姿勢に直結すると考えられます。
3.伝えた後はしばらく待つ
これが何より難しい
つい速やかな行動を求めて繰り返し言いたくなるのですが、グッと我慢…
聞く➡咀嚼する➡理解する/行動に移す
の過程には、子どもは大人の何倍も時間がかかるようです。
もしその処理途中に再び被せて言われたら、まさに「わかってるよ!今やろうと思っていたのに!」ですね。
「じゃあすぐやってよ!」なんて言い返したくもなるのですが()、すると余計に耳を塞ぎ、もういいやと思考を停止したり逃避行動に出たりしかねないようです。
なので、一度伝えたらゆっくり10秒待ってみるのがよさそうです。
仮に本当に内容が伝わっていないと感じたら、ガミガミ言う必要はなく、再び淡々と簡潔に伝えるだけでいいのですね。(自戒)
まずはこの3つ、日々意識したいと思います。
ところで、脳科学的に一番話を聞きにくいのは、男の子は5~7歳頃でないかという話を聞いたことがあります。
え、ピークこれからなの?
焦らずに、大切な「聞く力」を育むため日々心がけていきます。
お読みいただきありがとうございました!
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