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みどりの小部屋【vol.107】「ごめんね」にはすぐ「いいよ」?

更新日:2023.9.1|1(2週間) / 61(累計)

みどりの小部屋【vol.107】「ごめんね」にはすぐ「いいよ」?

こんにちは。

(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。

 

みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。

 

 

6歳になった娘と、先日朝「ケンカ」をしました。

 

「ママが〇〇って言ったせいでうまくできなかった!!」

ピアノを練習中のそのような話から始まり、次第にエスカレート。蹴るは掴むはの暴力沙汰(?)に。

私はどうにか怒鳴り散らさぬようにと自分を抑え、「痛いからやめて」と低いトーンで伝えたり、娘と距離を取ったりとしていました。

 

すったもんだすること20-30分程。ようやく終息。(体感は1時間。疲労感は∞。)

 

その後娘は、「ママ、さっきはごめんね」と言ってきます。

ただ私は、とても痛かったですし、嫌な言葉も連呼され、大人げないですがどうしてもすんなり「いいよ」と仲直りする気になれず。

 

そもそも「ごめんね」を言われれば、嫌な気持ちはいつもそこでスッキリさせるべきなのか?改めてそう考えました。

 

そして、何度か「ごめんね」を繰り返し、「なんでいいよって言わないの?」と聞く娘に対し、私はこう返しました。

 

「(娘)ちゃんの気持ちは分かったよ。これからは静かに練習を見ているね。ただ、ママはとても痛かったし、すぐにいいよと言えないくらい悲しくて嫌な気持ちになったの。だから気持ちの整理をするために少し時間がかかるの。あなたの気持ちは分かったから、もう謝らなくて大丈夫だよ。」

 

すると娘はスッと引いて、朝食を食べ始めました。

結局そのまま互いに幼稚園やら仕事やらへ出発。

降園後は普段の関係に戻ったわけでした。

 

 

「ごめんね」と「いいよ」ってセットのように教えられてきた気がします。

でも、それがただの定型文にはならないようにしたいです。

重要なのは、お互いに気持ちを整理し、その上で必要な言葉を伝え、自ら切り替えていくこと。

それは2歳児でも大人でもきっと同じ。

もちろんコミュニケーションを円滑に取るために必要な言葉はたくさんあり、それを教えていくことが大人の役割の1つですが、

つい「ごめんね」や「いいよ」を強要してしまっていないか、

気持ちの整理が追いついているか、

等々、今一度振り返りたいと思いますblush

 

 

お読みいただきありがとうございました!

 

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