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そもそも「保育園」とは?

更新日:2021.3.9|1(2週間) / 192(累計)

そもそも「保育園」とは?

「保育園」と表記されたり「保育所」と表記されたりすることもありますが、基本的には同義で、どちらも「保育に欠ける子を預かる児童福祉施設」です(以下、本文では保育園と表記します)。

 

保育園を大別すると「認可」と「認可外」に分かれます。さらにそれらをまとめると以下の表のようになります。

 

1.公立認可保育園

これは市区町村が設置・運営する保育園で、そこで働く保育士は公務員となります。最近では私立の認可保育園が増え、公立認可保育園は減少傾向にあります。認可保育園は国が定めた基準を見たいしてる保育園となります。

 

2.私立認可保育園

学校法人や社会福祉法人、株式会社などの民間企業が設置・運営する保育園です。公立認可保育園同様、国の基準を満たし運営されている点は公立と同じです。

 

3.小規模保育園

0~2歳児を対象に定員6~19人の少人数で運営される保育園で、2015年から認可事業になりました。待機児童が多い0~2歳だけを対象としているのが特徴です。

 

4.認定こども園

制度が開始されたのは2006年で、幼稚園と保育園の両方の良さを併せ持ち、教育・保育を一体的におこなう施設を指します。0歳から就学前の子どもまでを対象としています。

 

5.東京都認証保育

待機児童が多い東京都独自の制度で、東京都が定める基準を満たしていれば補助金が交付されます。0~5歳、定員20~120名を対象としたA型と0~2歳、定員6~29名を対象としたB型があります。

詳細は東京都福祉保健局のホームページをご覧ください。

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/hoiku/ninsyo/index.html

 
6.企業主導型保育
平成28年度に内閣府が開始した新しい制度です。定められた基準を満たすことで補助金が交付されます。多様化する働き方に対応する新しい形の保育園として設置企業も増えてきています。
詳細は内閣府のホームページをご覧ください。
 
7.ベビーホテル・託児所
ベビーホテルも託児所も「保護者に代わって保育を行う施設」ですが、20時以降の夜間なども預かる施設をベビーホテルと呼んでいます。管轄は都道府県となり、そこで定められた基準を満たすことが義務付けられています。
行政などから補助を受けていないため、よく「無認可保育園」といわれることが多いですが、実際には都道府県に届け出をしてそこで定められたルールに則って保育は行われています。
 
 
認可外保育園は、認可に入園できなかった人が一時的に利用する「受け皿」的な役割を担ってきた部分はありますが、最近では働き方もフレキシブルになり、またコロナ禍ではテレワークなども推奨されたことで、柔軟に対応できる認可外保育園の人気も高まってきています。
 
認可・認可外に関係なく、最終的には利用者の実態に合った保育園で信頼できる保育士に保育をしてもらうことが良いと思います。
 

 

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