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みどりの小部屋【vol.51】「ジュースのみたい!!」

更新日:2022.5.27|0(2週間) / 121(累計)

みどりの小部屋【vol.51】「ジュースのみたい!!」

こんにちは。

(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。

 

みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。

 

 

前々回の投稿で、子どもに対し「いったん話を聴こうじゃないか」の姿勢を心掛けていると書きました。
 
3歳息子のアレコレ要求劇場、絶賛継続中ですwink
 
先日は体操教室の帰りに突如「ジュースのみたい!」と言い出した息子。
 
初めはやり過ごそうとしましたが、あっという間に熱量200%の訴えにfrown
 
これまで、泣こうが何しようがダメなものはダメ。無理矢理でも帰っていた私。
ただ、この大泣きしたまま帰るとご近所にまた大迷惑。
これはなんとかポジティブに捉えようと、一旦落ち着いて話し合いに入ることにしましたindecision
 
 
「あなたのジュースを飲みたい気持ちはよく分かった。ただ、今ジュースを持ってないんだよ。どうしようか。」
 
「じゃあ、ここでかえばいいじゃん!!」(目の前にはちょうどコンビニ)
 
「そうだね。ただ、今ママはお金を持ってなくて買えないんだよ。」(本当は持っている)
 
「じゃあ、おかねをかえばいいじゃん!」
 
「そっかぁ。 〜(途中、攻防戦省略)~
 
「じゃあ、ママのおしごとのときにかえばいいじゃん!!」
 
「なるほどね。今日はお金を持ってないから買えない。けど、あなたのどうしても飲みたい気持ちはよく分かった。だから明日はお金をもってお仕事に行って、帰りにジュースを買うね。明日の夜ごはんの後にみんなでおいしいジュースを分けて飲もう。それでどうかな?」
 
「…うん。」
 
 
こうしてその場は落ち着きました。
約束通り次の日小さなジュースを買って帰り、みんなと分けて幸せそうに飲んだ息子です。
 
 
ジュースを子どもの急な要求で与えるのは、これまでの私にとってはあり得ず、聞き流すに徹していました。
 
ただ、子どもの駄々こねとはいえ立派な主張であり、
それを「はいはい」で流すのは失礼かもしれないと思うようになりました。
 
そこでこの機会に息子に学んでもらおうと思ったのは、3歳なりの「交渉術」や「折り合いをつける力」enlightenedenlightened
 
本人なりに精いっぱい考えつつ、あの手この手で必死に受け答えしているのが分かりました。
 
そして、自分の主張と同様に相手にも主張があることをなんとなく感じてくれたかな?一緒に折り合いをつけることができました。
 
どれも、将来的に見に付けたい大事な力だと思っています。
こちらの時間と気持ちの余裕はどうしたって必要ですが、できるだけ「また駄々こねだ」と一蹴して機会を見逃すばかりにならないようにしたいですblush
 
 
とはいえ、体操教室後=ジュース とはインプットしたくないため、その旨を事前に伝えてはおります。
さて、次週の体操後の様子やいかに..お楽しみに...wink
 
 
お読みいただきありがとうございました!
 
 
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