こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。
人は大抵、多かれ少なかれ過保護か完璧主義の気質があると言われます。
子育てをすると一層、無意識のうちに随所に表れてしまうんですよね...
子どもに主体性を育もう!
子どもに責任(自分のことを自分で対処する力)を育もう!
という気持ちで子育てにあたっているつもりですが、いつの間にやら沸々とその“ケ”が出てきてしまう...
例えば完璧主義について。子どもが張り切って自分の衣服を畳んでいるのを見て、
「わ~なんだあれ、丸めただけじゃーん...」
みたいに思うこともあります
でも子どもは、「できたー!」と誇らしげ。
そんな時、「本当だ、畳めたね!」
とか言いながらも目の前で無意識に畳み直してしまうことがよくあった私です...
それって、子どもに対し失礼ですよね(何も感じない子もいるとは思いますが。)
もちろん、やり方をもう一度ゆっくり見せて伝えるのはとても大事なことかと思います!
でも、聞きもしないでササッと勝手に直すことはしないようにしたいです
いくら団子になっていても、一番大切なのはその意欲。(本気かどうかは親が一番よく分かっているはず)
何事もそうですが、訂正は早いうちにしてあげないと!と親心で思いますよね。
もちろん本人が望めばいくらでも伝えたいところですが、
心配しなくても意欲があればいつの間にか自分で学び改善していくもの。
どこで覚えたのそれ?ってこと、よくあるはずです
なので、幼い時に大切にしたいのは何よりも「意欲」と「達成感」だなぁと感じます
とは言えこれを保育園に持っていくにはあまりにも...な時は、子どもの見てないところでサッと修正するといいと思います!
あとは、子どものやることを訂正することで示すのではなく、とにかく自分が丁寧にやることで暗に示すのが一番。
うっ...言うは易し、行うは難し...!!
一方の過保護について。
大人に必要なのは、「子どもが自分でできるよう手伝う」という意識。ここに限ると思っています。
子どもは本来自分でやりたい欲求の塊であり、しかも大人が思っているよりもはるかに物事よく分かっているんですよね
それを「こぼれるこぼれる」とすぐに手を添えたり、
「危ない危ない」とすぐ止めに入ったり、
「あれはやったの?これはどうなの?」とついつい口を挟む。
そうじゃなく、どんどん失敗して学べばいいんですよね
そこから体の使い方や段取りの仕方などを自分自身で体得していくのです。
なので本当に危ない事以外、先回りの手出し口出しはご法度グッとこらえる必要あり。
言われたことはすぐに忘れますが、自分で経験して学んだことは忘れない。そこで人は強くなるのだと思っています。
周りに助けてくれる大人がたくさんいるうちに必要な失敗を積めるよう、求められたらすぐに手を差し伸べられるよう、そして泣きべそかいたらいつでもフワッと包み込めるよう、一歩後ろから見守っていたいなぁと思う日々です
お読みいただきありがとうございました!
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