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ほいくえVoice

【vol. 4前編】看護師志望から保育士へ

更新日:2021.6.1|0(2週間) / 202(累計)

ピグレットさん

30代 保育歴10年目

 

 

-保育士になりたい!と思ったきっかけを聞かせてください。

 

大きなきっかけは2つあります。高校を卒業した私は看護師になりたくて、大学は看護学部に進学しました。きっかけの一つは保育実習で訪問した保育施設が素敵だったことです。

 

-どのようなところが素敵だったのでしょう?

 

子どもたちがとにかくみんな楽しそうだったこと、そしてその環境を実現するために保育者の皆さんが考えて工夫して働いている、と感じられたことです。

 

-もう一つのきっかけも聞かせてください。

 

保育実習に参加してまもなく、秋葉原連続通り魔事件が起こりました。「可愛くてキラキラしている子どもでも、大人になってこういった事件の加害者になってしまうことがあるのか」と自分の中で雷が落ちたような衝撃で、幼少期における人的環境の重要さを体感しました。そして方向転換を決意し大学を中退、専門学校で保育士を目指しました。

 

-これまでの保育士生活の中で、一番印象に残っている出来事を教えてください!

 

…たくさんあって一つに決められません。子どもの成長がみられる保育士の仕事は、毎日が変化の連続です。これ!という行事やエピソードというより変化に触れられる、成長する子どもとのやり取りを日々楽しめることが、保育士の仕事の醍醐味だと感じています。

 

-保育の仕事をしていて、ピグレットさんが得た大きな学びはどんなところでしょう?

 

ありきたりで、保育の仕事以外でも言えることかもしれませんが「相手は鏡」だということ。自分に余裕がないと子どもにも伝わりますし、良い仕事をしたいならまず自分の姿勢を改めることからだと考えています。これはチームとして同僚と保育をする時に限らず、育児でも家族関係でも交友関係でも言えることですが。正直で純粋な反応を日々見せてくれる子どもたちから、私が気付かせてもらった貴重な学びです。

 

 

「保育士でよかったと感じるのは、子どもの楽しそうな姿を見られたときと、保護者と成長を一緒に喜べたときです!」と話してくれたピグレットさん。お誕生日会などの出し物が好き、と答えたときの笑顔がとても素敵でした。子どもたちの反応を楽しみに準備を進めたり、アドリブを入れたり面白い問いかけを考えたり、子どもと一緒に自分も楽しもうという姿勢が素晴らしいですね。

 

次回のインタビューピグレットさんが体感している「保育の仕事で大変なこと」をお届けします。どうぞお楽しみに!

 

(2021.3 聞き手・編集:鏡味)

 

 

 

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