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ほいくえVoice

【vol. 52後編】二足のわらじで見えてきたもの

更新日:2023.7.10|1(2週間) / 108(累計)

あいさん
20代 保育士歴4年目
私立認可保育園勤務・ベビーシッター
 
あいさんのインタビュー前編はこちら
 
―いまの職場には、保育士になってから継続して勤務されているのですね。いい職場ですか?
 
いい人が多くて、働きやすい職場だと思います!
 
―どうやって探したのでしょうか?
 
人材紹介会社経由でしたが、自分でもできる限りの情報収集をしたり、別の人材紹介会社で働いている友人にアドバイスを求めたりして見つけました。
 
―人材紹介に携わっているご友人にも相談した、というのがいいですね。自分の感覚だけにならず、人材紹介会社の言いなりにもならず、という感じでバランスがいいように感じました。
ちなみに、あいさんが働く上で重要視していたのはどういった観点ですか?
 
一つは給与面、もう一つは人間関係がどうかといったところです。
 
―人間関係の良し悪しを見るって難しいような。。
 
入ってみないとわからないところもありますが、見学だけでわかるところもありますよね。保育園に入ったときに感じのいい挨拶や反応が返ってこないとか、「なんだか余裕なさそうだな」という空気感は、直感で当たると思います。
いまの職場は、例えば子どもがお水やお茶をこぼしてしまったとき、誰でもすかさず拭きに来てくれるような現場です。ささいな一例ですが、そういったところからも見えるものってありますよね。
 
―あいさんが「保育士になってよかったなぁ」と思うエピソードをお聞きしたいです。
 
連絡帳を読んで泣いてしまったのですが、「あい先生のおかげで、毎日保育園に通うのが楽しいようです」とお母さまが伝えてくれた2歳児のAちゃんのことですかね。毎日保育園に行きたくない様子で、お母さんも悩んでいました。
 
―あいさんはどんな風にAちゃんと関わっていたのでしょうか?
 
いつも意識しているのは「子どもの気持ちを受け止めること」です。Aちゃんの場合は遊びたいおもちゃが違うと「これじゃない!」となってしまうので、どれがいい?あれかな?これかな?を毎回、毎日繰り返してコミュニケーションを取っていたように思います。
 
―子どもとの関わりを丁寧に取っていらっしゃるのですね。ベビーシッターのお仕事も3年めとお伺いしたのですが、始めたきっかけをお聞きしたいです。
 
子どもと一対一で、保育園よりもっと間近に成長を見られる点が魅力でした。現在は平日保育園で勤務して、土日にベビーシッターとして働いています。
 
―3年前からベビーシッターとして働いていて、感じられる変化はありますか?
 
コロナ禍で依頼がすごく増えましたよね。あとは0歳児の長時間のシッター依頼も増えています。また保育園に預けるのではなく、訪問保育(居宅訪問型保育)を選択する保護者も増えてきている体感はあります。
 
―ご家庭も保育園、ベビーシッター含めた幅広い選択肢の中から、どこに子どもを預けるのか、選んでいるという感じですかね。
 
そうですね。ベビーシッターは個人のお仕事なので、言葉遣いや約束や時間を守る、は基本的なことですがとにかく徹底しています。これからは保育園でもそれ以外でも保育士はより「選ばれる」ようになりますよね。
 
―あいさんが考える「選ばれる保育士」の条件はなんだと思いますか?
 
積極的に動ける人、でしょうか。なにかやることありますか?と質問したり、これをしましょうか?と提案したり。最近職場に座っているだけの保育者、勤務中にスマホをいじる保育者など入ってきてしまって、なおさら思います…。
 
あいさん、後編もリアルなお話をたくさんありがとうございました!あいさんはベビーシッター中心の働き方ができるよう、今後のために画策しているそうです。ご自身のことも周りのことも丁寧に的確に見られる方なのだと感じました。今後も陰ながら応援しています!
 
【あいさん×保育のひとコマ】
先日、ディズニーランド40周年に行ってきました。
友達と8人のグループで行き、特に美女と野獣"魔法のものがたり"のアトラクションに乗りましたが何回乗っても感動しますね。(あいさん)
 
あいさんのTwitterはこちら
 
(2023.5 聞き手・編集:鏡味)
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