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ほいくえVoice

【vol. 7後編】直感も判断材料も大事にしよう

更新日:2021.6.1|3(2週間) / 127(累計)

よっしーさん

1988年生まれ 保育歴13年目

私立認定こども園 5歳児クラス担当

 

よっしーさんのインタビュー前編はこちら

 

−保育士13年目とのことですが、若い保育士に対して思うことはありますか?

 

若手保育士、特に新人はとても大事な存在です。これは上司や園長にも、引き続き強く伝えていきたいこと。学校で最新の学びを経て、実習などでさまざまな保育の現場も見てきている。私たちが知り得ない情報を持つ貴重な存在だと思っています。だからこそ、保育の違和感や、自園の良いところも気付きやすい。

若手保育士を一言で表すと「新鮮な風」です。この風をどのように取り込むのか、より良い保育、より良い職場環境を実現するためにとても大切なことだと思っています。若手保育士の声を吸い上げることが、中堅になった自分の役割だと意識していますね。

 

−学校での学びで、特に大切だと思うことは?

 

専門的な学び、保育の成り立ちなどの歴史的な背景こそ、もっとしっかり勉強しておけばよかったなと自分は反省しています。当時は現場ですぐに使える手遊び、歌遊びのほうが大切だと思っていて、講義は眠たいなと思っていたのですが(笑)今は学生時代の教科書を引っ張り出して広げて学び直すことが、すごく多いです。

 

−どんな時に学び直すのでしょう?

 

いつもです。子どもたちは一人ひとり違いますし、毎日常に変化しています。おなじ○歳児と言っても、毎年異なる○歳児が在籍するわけで。そうすると関わり方、必要な援助の仕方が多様になるのは当然のこと。そういった状況では、どんな考え方で保育をするのかが非常に重要な根幹になってくるんですよね。だからこそ、過去についてや、体系的な知識は教科書などから、現在のことは保育雑誌から、幅広く知りたいときには他園や海外の事例を集めたり。保育観が異なる保育士と議論をする際にも、共通する材料というか根拠をいくつか持って話ができると、進み方がまるで違うと感じますね。

 

−新人のときから学び直しの姿勢はあったのでしょうか?

 

いや、全然です。目の前の子どもに真正面から向かうことは昔も今も大事にしていることですが、判断材料をいくつも持つというよりとにかく自分の直感重視だったと思います。新人だった頃は年長園児もお昼寝をしなければならなかった。年長園児の寝かしつけを担当しながら「なんで全員一斉に寝ないといけないんだろうか。子どもたちの様子を見て決めたらいいのになぁ。寝られない、寝たくない子は騒がず読書でもいいんじゃないの?」と思っていたりして。今のお昼寝事情は園児の様子を尊重しながら年中の途中までになりましたよね。あの時の自分の感覚は間違っていなかったな、とも思っています(笑)

 

 

勤務先の保育園も時代に合わせて変わろうとしている、そしてご自身も積極的に発言や提案をできるようになってきた、というお話も伺いました。最近では、子どもたちが製作に集中できる空間、特製のアトリエを保育園内にプロデュースしたそう。創作活動を楽しむ子どもたちの姿、保護者からの嬉しいリアクションに手応えを感じたと仰るよっしーさんは、目の前の子どもに真正面から向き合うだけでなく、自分自身の想いや行動にも真っすぐで誠実な方だと感じました。

よっしーさん、貴重なお話をありがとうございました!

 

よっしーさんのTwitterはこちら

 

(2021.4 聞き手・編集:鏡味)

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