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ほいくえVoice

【vol. 23前編】つながりを糧に

更新日:2021.12.27|7(2週間) / 147(累計)

はなはなさん

40代 保育歴24年目

認定こども園勤務(非常勤)・ベビーシッター

 

−はなはなさんはこれまで5園ほどの職場を経験したと伺いました。保育園によって雰囲気は違いますか?

 

最初に勤めた保育園はすごく良かったです。出産を機に離れたのですが、今でも定期的に集うイベントがあり元同僚や大きくなったお子さま、お母さまお父さまと繋がっています。その後勤めた保育園は、ひどかったですね。。気に入らない同僚にはわざと挨拶しないとか、そういうことがまかり通っちゃう。人間関係がめんどくさーい感じでした。離職が止まらず採用もできず、定着もしない。人手不足になると「あっちのクラスはすっごく楽そうで」とか、「こっちは忙しいのになんで手伝いに来てくれないのよ」とか、まためんどくさいことが始まる…。

 

−本部が何か手を打ってくれることはなかったのでしょうか?

 

保育現場についてはノータッチで無関心、家族経営の法人だったので、現場がいくら訴えても「ああそうなのね〜」程度の反応。それ以上進まないんですよ。仕事とプライベートを割り切ってそれなりに働いていたら結構長い年数をこの職場で過ごしていて。今さら辞めるのもなぁとタイミングを逃してしまいました。でも大人数がわーっと揉めだして、状況がめちゃくちゃになってきたので私も辞めちゃえ!と。

 

−現場がゴタゴタだと、子どもたちへの保育にも影響がありそうですね。

 

人手不足で余裕がなくなると、子どもへの接し方も酷くなります。子どもがお水をこぼしたら、保育者が「この子空気読めないわ〜」とか言っちゃう。なんなのここ!と思いますよね。

 

−就職先として、また大切なお子さまを預ける先として保育園を見る際、どんなことを気にしたらいいでしょう?はなはなさんのご経験からお伺いしたいです。

 

求人票を見る度にすぐ飛びつきたい気持ちになったこともありますが、「いつも募集中ってどういうことなんだろう」「人気がないとしたら、理由があるはずだ」と、ある時気が付きました。見学には絶対に行ったほうがいいです。さらに言うと、敢えて忙しい時間帯に見学できたほうが、どんな保育をしているのか、どんな人間関係なのか、園の雰囲気とか、本当のところが出ます。保育園の負担は大きいと思いますが、ゆったり落ち着いた時間帯に見ても、感じられることは限られると思います。

 

−とってもリアルなアドバイスだと思います。ありがとうございます!はなはなさんはお子さまを育てながら、保育士として働かれていたんですよね。育児をしながら保育士を続けることは、大変だったのではないでしょうか?

 

子どもが小学一年生になったときが一番大変だったように思います。子どもによりますが、宿題とか小学校生活のあれこれとか、小学校上がりたてはいろいろ見なきゃいけないんですよね。あとは子どもが「お腹痛いなぁ」と言っているのに、無理に送り出したこともありました。その時は園長先生に「今朝こんな様子だったので、もしかしたら早退させていただくかも」という話はなるべく早くお伝えして。園長先生が理解ある方で助かりました。

 

−園長先生の理解度って重要ですよね。

 

友人の勤め先の保育園では、個人の都合で遅刻や早退をするとき、自力で代わりの職員を見つけなければいけないと聞きました。声掛けして回ったり電話をかけしたりして、どうやっても見つからないとようやく園長が出てきて「じゃあ代わりに入るから、帰っていいよ」と入ってくれる、そうです。

 

−ひぇーーー!!そんなことが実在してしまうのですね(衝撃)。保育のハードな面をいろいろお伺いしましたが、はなはなさんは保育の仕事を辞めたいと思ったことはないのでしょうか?

 

辞めたいと思ったことは一度もないです、嫌なこともめんどくさいこともありますが。保育ほど楽しい仕事ってあるのかなぁと思っています。小さかったお子さまが大きくなって再会できて、お母さまお父さまが覚えてくれていて声をかけてくれることもあって。いつまでも繋がっていられるこの仕事が、とてもいい仕事だと思っています。

 

【はなはなさん×保育のひとコマ】

保育時に着用する、お気に入りのエプロンをご紹介いただきました!

 

 

はなはなさんはベビーシッターとしてもご活躍中。インタビュー後編ではベビーシッターについて、詳しくお話聞いていきます!

 

(2021.10聞き手・編集:鏡味)

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