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ほいくえVoice

【vol. 47前編】すみっこにいる子にも目を向けたい

更新日:2023.1.30|3(2週間) / 135(累計)

みゃあさん
20代 保育士歴4 年目
私立認可保育園勤務
 
―みゃあさんが保育士になられたきっかけからお伺いしたいです。
 
私は保育園と幼稚園に通っていたのですが、どちらもすごく楽しかった記憶があります。お世話になった優しい先生に憧れていたようで、卒園アルバムの中で将来の夢は「ようちえんのせんせい」と書いていました。
 
―みゃあさんはどんな子どもだったのですか?
 
いつも保育室のすみっこにいる、静かな子どもだったようです。周りをキョロキョロ見て、おしゃべりも想いを伝えることも得意でなく、先生に「どうしたの?」と聞かれたら話すような、控えめな女の子でした。
 
―保育者として、そういう子に関わることもあるのではないでしょうか?
 
そうですね、保育現場で幼少期の自分のような子を見ると「かわいいなぁ」と思います。そして幼稚園の先生がしてくれたように、「すみっこにいる子にこそ、声をかけられる保育者でいたい」とも思っています。
 
―素晴らしいですね。みゃあさんが幼少期に憧れていた、優しい先生にきっとなれていると想像します。みんなのことを見よう、見たい、という意識は以前からあるのでしょうか?
 
大学生の時に行った実習先で、先輩保育士の方から教わった言葉が特に印象に残っています。「子どもたちはみな、実習生と関わりたいと思っているはずです。見て見て!遊ぼう!と駆け寄ってくる子もいれば、積極的に関わらない子もいます。離れた場所から皆さんの動きや遊びを観察して、真似してみる子、興味がないように見えたとしても、お家に帰って実習生の先生が来たんだよ!とお母さんに話している子、さまざまなのですよ。」と。
 
―すごく心に残る、子どもを想う温かい言葉ですね。保護者目線で聴いてもジーンと来ます。
 
それを聴いて、なるべく偏らない関わり方ができる保育者になりたいと思いました。
 
―みゃあさんは大学を卒業して、公立保育園に入職されたのですよね。
 
大学が公務員試験を推奨していて、公立保育園に入職する先輩も多かったんです。私も公立は安心かな〜という感じで試験を受けました。その後結婚、転居と変化があり、転職活動を経て、いまは私立認可保育園で勤めています。
 
―ライフスタイルに合わせて働き方を変えたのですね。保育士の仕事のいいところはどんなところだと思いますか?
 
こんなに笑顔に触れられる職業ってなかなかないのでは、と思います。子どもは笑顔だけじゃなく、泣き顔、怒った顔もたくさん見せてくれますよね。
 
―子どもの喜怒哀楽を身近に感じられる仕事ですよね。喜怒哀楽を感じたエピソードはありますか?
 
卒業して一年目のときは1歳児の担任をしていました。みな4月から入園してくるのでずっと泣いてる、ギャンギャン泣いてる、私も入職したてで勝手が全然わからない。ペアのベテラン保育士の方が全体を見ながら動く、私は泣いている園児が落ち着けるように個別で関わるような役割分担で保育をしていました。あれこれ試してもずっと泣き止まない、何を考えて泣いているのかがわからない、私の言葉も届いているのかわからないとなると辛くなることもあり、「保育士って、子どもが可愛いだけでは務まらない仕事なのかも…」とその時初めて感じました。育児に疲れてしまう、産後うつになるお母さんの気持ちが分かる気がする、とも。
 
―「可愛いだけでは務まらない仕事なのかも…」というのは、保育学生のときはあまり感じなかったですか?
 
正直、実習中でもそこまでは考えなかったですね。目先の課題で精いっぱいだったり、担任という立場でもないので責任をそこまで負う感じでもなかったり。「子どもって可愛い」の気持ちが大きかったので、苦しくなることは初めてでした。
 
みゃあさん、貴重なお話をありがとうございました!保育士一年生として奮闘されていたお話の続きは、後編でお伺いします。どうぞお楽しみに!
 
【みゃあさん×保育のひとコマ】
音楽が好きで、趣味でギターやウクレレ、ピアノを弾いています。保育園でもちょこちょこ弾いていて、子どもたちと楽しんでいます。(みゃあさん)
 
みゃあさんのTwitterはこちら
 
(2022.11 聞き手・編集:鏡味)
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