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認可外保育園が【全年齢児・保育料実質無償化】にした理由

更新日:2021.4.21|5(2週間) / 192(累計)

認可外保育園が【全年齢児・保育料実質無償化】にした理由
なぜ認可外保育園で『全年齢児保育料無償化』にできたのか?
というご質問を受けますので、今日は、アガペー が保育料実質無償化に踏み込んだ思いについてご説明したいと思います(^^)

認可外保育所は、自治体や国からの金銭的な援助は無いので、園児さんの保護者様からいただく保育料のみで運営しています。

その為、どうしても保育料が高額になります。
今までは、0歳児80000円、1.2歳児75000円、3〜5歳児70000円の保育料をいただいていました。
高額な保育料ですので、アガペー に通いたいと思ってくださっていても、安価で預けられる認可保育園に転園していくご家庭を沢山見送ってきました。

保育者は、子ども達を心から可愛がり、健やかな成長を願い、日々の保育を全力でおこないます。
しかし、4月になれば認可保育園に転園していく子ども達と、毎年お別れをしなければなりませんでした。
できることなら、子ども達の成長を卒園まで見届けたいのです。

ですから保育料無償化は“意地”だったのかもしれません(汗)

もう一つの理由は、
当保育所アガペー は、20年前に認可外保育所として開園しました。

『異年齢自由保育』と『アウトドア保育』により子ども達の“生きる力と個性を育む”という保育理念のもと運営してまいりました。

この“生きる力”とは本来人間がみんな持って生まれた物なのです。
それをいつの間にか、レールを敷いたり、囲ったり、しつけたりして、大人が潰してしまっているのです。

アガペー を卒園していく子ども達は、とても心が強く、逆境を乗り越えていく力(レジリエンス)が非常に高いと感じます。

こういった力は、乳幼児期の環境と体験が最も重要です。

なぜなら人間の人格形成を司る大脳は、『3歳までに80%』幼児期の終わりまでに90%が形成されると言われているからです。
土台を作るには乳幼児期が最も大切なのです。

ですからアガペー では、毎日広ーい公園に出かけて行き、子ども達と自由にのびのび過ごします。

太陽の光を浴び、季節の風に吹かれ、土の香りや変化を感じ、どろんこ遊びや水遊び、 竹やぶくぐり、崖のぼり、動植物にもいっぱいふれて人間の持つ本来の免疫力を充分引き出していきます。

また、『異年齢自由保育』で子ども達の優しさとリーダシップを育みます。
アガペー では年長さんになる頃には必ずリーダーシップがとれるようになっているのです。

これは以前記事にしましたので、是非読んでみてください(^^)

話はそれましたが、、
要するに私たちが自信を持って行うアガペー の保育を信じて欲しいのです。
“生きる力”は目に見えない力です。
だから疎かにされます。
目に見える成長を大人は欲しがるのです。
子どもがはみ出ると悩むんです。

そんな時少し立ち止まって、子どもにとっての“最善の利益”を私たちと一緒に考えてみませんか?

アガペー の保育と教育を必要としているご家庭へ、どんな家庭事情でも、未来を生きる子ども達への教育は、平等であるべきだと思っております。

長くなりましたが、これが私共保育所アガペー 八幡山園が、認可外保育園にもかかわらず、『全年齢児・保育料実質無償化』に踏み込んだ思いです。
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