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いろいろ

子どもは“先生”を望んでいない?

更新日:2021.3.2|1(2週間) / 109(累計)

子どもは“先生”を望んでいない?
子ども達は自分たちと真剣に遊んでくれる人が大好きですよね(^^)

若い学生さんやボランティアの方が来られると、やたらとテンションが高くなり抱っこしてもらっやり、ちょっかいを出してキャーキャー遊んでもらっています。

その学生さんたちが自分たちと純粋に遊んでくれるのがうれしいのです。

しかし、保育士になると事務作業などの仕事や、保育園の先生になったからと、沢山の“やらねばならない”ことに追われます。
子ども達と今日は何して遊ぼう?とワクワクしながら出勤している保育士さんがとても少ないのが現実です。

保育士さんの中には、ストレスから出勤出来ない・・・子どもを見るのが辛い・・・子どもを可愛く思えない・・・なんて言う保育士さんも居る様ですから、ここまで来たら保育士をしている事の意味が無くなってしまいますね!

子ども達は、一緒に遊んでくれる学生さんと、先生らしい先生と、どちらを望んでいると思いますか?

私は、遊んでくれる学生さん達を望んでいると思いますよ!

ですから、子ども達が本当に喜び、保育の質を高めようとしたら、先ずは保育士さんが子ども達と身体を張って遊ぶ事だと思います。

こうした意味で新卒の若い保育士さんは、園の宝で有り、その保育士さん達が伸び伸び生き生きと遊べる環境を作ってあげる事が、園の使命であると考えます。

そしてそれは、同時に新卒の保育士さんが不得意な部分は得意な保育士さんが担ってあげる事。保育日誌・連絡帳が苦手な保育士は、得意な保育士が担ってあげれば良い。
喧嘩の仲裁が不得意な保育士は、得意な保育士が担ってあげれば良い。
保護者対応が不得意な保育士は、得意な保育士が担ってあげれば良い。
ピアノや絵本の読み聞かせが不得意な保育士は、得意な保育士が担ってあげれば良いと思うのです。

何でも出来る人なんて居ないし、何でも出来る保育士を一人一人が目指したって、死ぬまでに達成出来るはずもないのではないでしょうか?

今の多くの保育所は、一人の保育士に一人前の保育士になる為に、あれもこれも要求しすぎて、保育士を追い込んでしまって居る様に思います。

こんな保育士教育をされた保育士は、何でも屋になってしまい、本当に子どもを愛する保育士に成長しないのではないでしょうか?

最近保育士さんの相談に乗る機会が増え、この様に悩んでおられる保育士さんが沢山いることに驚きました。

子ども達は完璧な先生なんて望んでないんです。

保育園は個性と個性とが出会う場所。

あなたはあなたのままで、得意なことを生かしてください。
“子どもが大好きだ”という純粋な気持ちで保育士になったことを忘れないでくださいね(^^)
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