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大人のための保育って?

更新日:2021.2.27|1(2週間) / 30(累計)

大人のための保育って?
子ども達を自由に一人一人の主体性を尊重した保育していると、もちろんご心配や批判的なご意見をいただく事もあります。

子どもがわがまま放題に育たないか?
人に嫌な思いをさせないか?
周りの人たちに迷惑をかけないか?
嫌なことから逃げてしまう子にならないか?
落ち着きのない子にならないか?
また、
高いところに登らしたらあぶないし怪我をしてしまうのではないか。
ブランコを使いたいのになかなか代わってくれないし、滑り台を下から登っていても保育士は何も注意しない。この園はしつけがなってないんじゃないか。

まったくその通りだと思います。

皆様は“子どもの本質”を考えたことはありますでしょうか?
お子様(特に男の子)をお育ての方は大きくうなずいていただけると思います。
それは、『危険』『汚い』『うるさい』『わがまま』です(笑)

子どもは高いところに登ったりジャンプしたりするのが大好き!
泥んこや、水たまりにダイブするのが大好き!
遊んでいると周りの大人の事なんか考えずにキャーキャー騒ぎ、ギャーギャー泣きわめきます。苦手なものは食べない!あの子と手をつなげなきゃ帰らない!このおもちゃで遊びたい!この靴は履きたくない!大人から見ると超理不尽で超わがままです。

実はこの様な子どもの本質を押さえつけると、世の中の大人って喜ぶんです。
好き嫌いなく食べられて偉いね。
列からはみ出さないで歩けて偉いね。
お友達と仲良くできて偉いね。
我慢出来て偉いね。
騒がないですぐに寝てくれておりこうさんだね。

大人は枠の中で礼儀正しく遊んでいる子が大好きですし、うちの子もそんな子になってほしいと思います。

この様に大人目線の、大人のための保育をしていると、子どもの主体性が無くなります。
無気力になります。大人の目を気にする子になります。

では、周りの大人はどのようにかかわればよいのでしょうか?

子どもは未熟ですから沢山の失敗をします。どうすればよいかわからなくて迷ってしまう事も沢山あります。
そんな時は、援助し励ましてアドバイスしてあげることが大人の役割なのではないかと思います。

自分の行動で自分にどんな利益や、反対にどんな不利益な事が起きるのか、という事を自らが体験し学んでいくのです。

アガペーを卒園して、わがままになりましたとのご報告は一度もされていません。

むしろ、周りに圧倒されず自分の意見をしかっり言えたり、自分の行動に自信を持ちイキイキのびのび生きているとの報告が沢山寄せられます。

成績が良い悪いは正直いってよくわかりません。
一般的に言ういい子ちゃんではないかもしれません。

しかし、子どもにとっての最善の利益を重要視して保育をしていれば、子どもは豊かに成長していきます。

アガペーは大人のための保育はしません。
これから大人になっていく、一瞬一瞬を生きる子ども達への最善の利益を考え保育をしています。

そんな子ども達が成長していく過程が楽しみで仕方ありません(^^)
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