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自分の機嫌は自分で取る力

更新日:2021.2.9|1(2週間) / 29(累計)

自分の機嫌は自分で取る力
子どものトラブルを目の当たりにした時、私たち大人はどの様な行動をとりますか?

例えば、お友達とのモノの取り合いや、何かを始めるときに~やりたくない!公園から帰る時に帰りたくない!…など日々沢山のトラブルに見舞われますね。

そんな時、親や保育士がよく使う手法があります。
それは、『気をそらす』という事です。不機嫌をそらすという事ですね。

あっちで遊んだらいいんじゃない?こっちの方が楽しいよ~!とか、~やらせてあげるからやろう?などなど、、、
子どもたちが、何かをしたい!という気持ちから、気をそらして誘導するという対処療法です。

その“対処療法”でもって機嫌をとりますね。

そうすると子どもはとっても楽ですし、自分の機嫌を取ってくれるわけですからとっても嬉しいですよね。

でもでも、その対処療法を続けていると、自分で自分の機嫌を取らずに機嫌をとってもらえるまで待つ子になってしまううわけですね。
いわゆる“依存心”が強い子になってしまうわけです。

周りが助けてくれるわけですから、問題があった相手とのコミュニケーションや自分自身で問題を解決するといった能力がつきませんね。また、自制心もつきません。

しかし小学校に入ったらいきなり、自分で考えて自分で行動しましょうと言われてしまうわけです。
今まで、保育士やお母さんに機嫌を取ってもらっていた子どもたちは迷ってしまいます。

人間の大脳は、3歳までに80%、幼児期に90%が出来上がってしまうのです。

子育ての最終的なテーマは『自立』ですね。
誰かに依存しながら生きていくのではなく、自分の幸せを自分で作っていける人間になってもらいたいと強く思いますよね。

ですから、大人はなるべく子どもの気持ちを尊重し、トラブルを経験させ『自分の機嫌は自分で取る』という生きていく上でとても大切な力(非認知能力)を、つけてあげたいと思っています(^^)
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