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いろいろ

保育園で友情を学ぶ

更新日:2020.2.25|34(2週間) / 75(累計)

保育園で友情を学ぶ
子どもたちは、保育園で友情を学びます



本当の友情とはどのようなものか、両親から子どもたちに語ることはできるでしょうか。

我々は、毎日様々な関係性によって成り立っています。



先日職員にこんな話をしたのですが、人の幸福度とは地位や名誉、年収や学歴以上に「良い人間関係を築けるか」によって大きく変わるという話をしました。

子どもたちがこれから世の中で様々な経験を積み、幸せに生きて欲しいと願う親は多いのではないでしょうか。

そんな時に、良い人間関係を築くことができる人間であれば必ず本人から「僕は今とても幸せだ」と親に語る日が来てくれることでしょう。

いじめ、ひきこもり、不登校、自殺。

今では、小学生や中学生クラスの3分の1は悩んでいると言われる内容です。

共通してあげられるのが「人間関係」



一言で友といっても学生時代の友人や職場の同期だけではありません。

年齢や性別、国籍を超えてお互いに心の深い部分で通じ合う人がいれば、まさに友人です。



今日は、カリール・ジブランの言葉を親育として届けます。



友とはあなたが求めているものへの答え。

友とは畑であり、あなたはそこに愛をこめて種をまき、収穫を感謝します。

友とは食卓であり、暖炉でもあります。

友のもとで飢えを癒し、心の平和を得るのです。



友が考えを語る時、「それは違う」と言うことを恐れてはいけません。

「その通り」もためらわないように。

共が無口な時には、その心の声に耳を傾けてご覧なさい。

そこに友情があれば、言葉を介することなく、あらゆる思い、あらゆる望み、あらゆる期待が生まれ、分かち合われるでしょう。

派手な喝采など必要としないよろこびと共に。

友と離ればなれになることがあっても、悲嘆に暮れることはありません。

友の一番愛しているところは、その人がいない時にこそよくわかるものなのですから。

ちょうど登山をしている最中より、平野から眺めた時こそ山の姿がよくわかるように。

(つづく)



友の喜びを我がことのように喜び、一方、考えが間違っていると思えばためらわずに忠告してあげることもできます。

派手さはなく、静かな喜びで繋がっていくものだという詩です。

「ママ友」にも置き換えることができます。

損得勘定に基づく上辺だけのお付き合い、ランチをしながら息子娘の学力を自慢しあうなど、子の周りの人の噂話や愚痴をこぼす集団。子の親だという自覚が芽生えればこのようなことはないはずです。

子どもに良いお友だちを増やしたい、と願うのであればまずは母親の人間関係から整理し子に与えたい友人関係を身近な親が示すことも家庭教育の一つではないでしょうか。

互いに高め合う子どもたちを鏡にして。
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