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保育園で学ぶのは生きる喜び

更新日:2019.11.22|34(2週間) / 84(累計)

保育園で学ぶのは生きる喜び
ラバントは、親育(おやいく)と呼ぶ保護者の成長を大切にしています。
代表からのコラムや保護者会、教育面談や行事後のフィードバック等を行い保護者様の成長に貢献しています。

子を育てたければ、まずは大人が体得する必要あるからです。
特別に、今週ラバント保護者様へ配信された親育を掲載致します。

今日のテーマは「死」についてです。

皆さんは、ご家庭でお子様に「死」について教えたことがありますか?


先日、あるお友だちの「死」への発言に対し、母親として子育てにおいてどのように伝えていくのかをふと悩まれたのでしょう。

連絡帳の内容に子どものお話を抜粋して先生に教えてくださった方がいらっしゃいましたので皆さんで考えて見ましょう。



「おばあちゃんの方が先に死ぬんだよね?ママもぼく(わたし)より先に死んじゃうの?」

皆さんなら、どのようにお話をされますか?



園、年齢によって「死」を積極的に教える園も存在します。
さて、ある本をご紹介して親育に取り上げてみます。

「死」を子どもに教える

宇野宮直子



人格形成はごく幼い時期に始まる。その重い役目を担っている家庭が、命の貴ささえ教えられないでいる。

命の有限性をまったく学んでいない子どもたちがいるのは事実である。

学科的な生徒を多く育てても、その中に死(自殺etc)を思う生徒がいるのなら、指導は少しも輝きを持たない。

基本の教育、それは生きる喜びを教えることではないだろうか。

そのためには、子どもの死ともっと真剣に向き合わせる必要がある。死をタブー視する傾向の強い日本では、学校で教師が死について語ることは少ないが、そこにはとても重要な意味がある。

死と向き合うことは、懸命に生きることに繋がっている。

一度しかない人生、決して後戻りのできない「今」に気がつけば、人は自分自身の在り方を思うことができる。生きる意味について考える。

そのきっかけを与えようとする教育が、デス・エデュケーション(死の教育)である。

哲学、医学、心理学、文学、芸術、宗教など幅広い角度から生と死を研究する学問であるデス・エデュケーションは、日本ではまだ一般的ではないが、欧米ではすでに広く浸透した教育になっている。

・・・

死への絶望、悲痛には想像を絶するものがあります。ただ、死を直視し、命の有限性を思い至れば、人は時間を大切に考え精一杯生きるようになります。すなわち、死への準備教育は生命を尊重する「生への準備教育」に他ならないのです。

(続く)





他にも、いじめ・性・老いをテーマに子どもへの教え方を議論するご家庭もあります。

もしかしたら、教えることではなく体験と共に感じていくものだと考えられる方もいらっしゃることでしょう。

家庭それぞれの考えがあるお話合いになることでしょう。


親が育つ保育園に興味がある方は、授業見学・入園説明会を開催しておりますのでお問い合わせ下さい。
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